夏ミカン発祥の地、山口県長門市「青海島(おおみじま)」にある「夏ミカン」原樹が枯死寸前に!

山口県
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山口県長門市「青海島」には山口県の名産「ナツミカン原樹」があります。1927年に国の史跡および天然記念物に指定。

江戸時代中頃(18世紀)に青海島の浜に流れ着いた果実をまいたら夏ミカンが! これが長州藩(山口県)の萩城下町に植えられ名産になりました。

夏ミカンは当時、山口県にしかなかったので非常に高価で取引されたそうです。昔は庭に夏ミカンの木があれば、その収入で今でいう大学まで子どもを進学させることが出来たそうですよ。

原樹と同じDNAのナツミカンの木

だから萩城下町には夏ミカンがたくさん植えられているんですね。「土塀と夏ミカン」のコントラスト、とってもクールです😀

原樹と同じDNAのナツミカンの木

しかし青海島にあるナツミカン原樹は枯死寸前>⁠.⁠< 幸いにも原樹と同じDNAの夏ミカンの木がすぐ側に植栽されています。

大日比ナツミカン原樹」の復活を願っています!

(写真:銀河流星)

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夏ミカン発祥の地として知られる山口県。約300年前に長門市の海岸に流れ着いた果実の種が実を付け、全国に広まったという。「原樹」と呼ばれる老木は今なお当時植えられた場所に残るが、腐食が進み危機的状況に。地元住民らが「地域の誇り」と保存活動を続ける中、市も支援を本格化させている。(共同通信=井上大成)  

日本海に面する長門市の青海島。島の大日比地区にある住宅の庭先に、添え木で支えられた夏ミカンの老木がひっそりと植わる。この家に住み、世話を続ける西本昭子さん(66)は「先祖が代々守ってきた木。東京や九州からも見に来る人がいる」と笑みを浮かべた。  

市によると、18世紀ごろ、西本家の先祖が海岸に流れ着いた果実を拾い、種をまき、育った木になったのが夏ミカンだった。その後萩に持ち込まれ、本格的な栽培が始まったとされる。木は、国の史跡および天然記念物にも指定された。

300年余りがたち、表皮などが腐食。根にも影響が出ているとして、住民らが6年前に「大日比ナツミカン原樹の会」を立ち上げ、保存活動を始めた。原樹の会の三輪悟会長(69)は「地元にとって身近で大事なもの」と話す。

腐食防止などの応急処置に約50万円かかることなどから、今年2月に会が長門市に対策を要望。市はこれまで木の維持管理費として年4万円を支出していたが、応急処置にかかる費用も負担することに。年明けには土壌改良にも着手するという。 

西本さんは「原樹の会も熱心に協力してくれる。これからもずっと見守っていきたい」とした。(引用:共同通信)

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