竣工83年。老朽化する「関門鉄道トンネル」が限界突破! 補修作業のため電車減便へ。対策はモノレール?

下関市

JR九州が2025年3月より関門鉄道トンネル区間を含む下関駅ー小倉駅間を減便。理由は、老朽化した関門鉄道トンネルのメンテナンスに必要な作業時間を確保するため。

トンネル内には毎日、600トンもの海水や地下水が漏出しており、JR九州は4基のポンプで漏水を排出した上で、保守点検を行う必要があるそうです。

戦前の1942年に完成した関門鉄道トンネル。建設されて83年を迎えます。これだけ古いと、いつどうなってもおかしくない。既に限界突破しています。時々、電車で関門鉄道トンネル内を通ってるときに、トンネルがいきなり崩落して電車が激流に飲み込まれることを想像したり恐怖ですw

下関市北九州市間の通勤・通学の往来は1日あたり約1万人。下関市→北九州市が6千余人、北九州市→下関市が3千余人。

多くの方々が電車で関門鉄道トンネルを利用します。これだけ古いのに、これまで代替路線計画がないのも、あまりに国家として杜撰だと思いますが、ちょうどタイミング良いことに、下関市・彦島北九州市・小倉日明を結ぶ下関北九州道路(第2関門橋)が環境アセスメントの最終段階で、上手くうまくいけば来年度から工事着工できそうです。

この下関北九州道路を、瀬戸大橋のように鉄道道路併用橋として、新路線を建設するしかありません。もちろんJRで良いですが、私が注目したのが北九州モノレール

北九州モノレール小倉駅」から日明までは直ぐなんですよ。なので小倉駅→日明→彦島→下関駅モノレールで繋げば、対費用的に一番安上がりだと思います。

関門海峡を渡るモノレール、楽しそうじゃないですか。観光資源にもなりそうですね😀

とにかく83年を迎える関門鉄道トンネルが使えなくなると、九州本州から切り離され「孤島化」します。関門鉄道トンネルばかりか関門国道トンネルも67年を経過しており相当に古いですからね。関門橋も補修、補修で凌いでいます。

山口県九州各県の知事、下関市・北九州市の両市長、経済人の皆様、本気で下関北九州道路(第2関門橋)が早期に竣工するように、ご尽力くださいね。関門トンネル関門橋が不通となった場合、年間十数兆円の経済的損失が生じるそうです。

順調に工事がはじまっても完成までには7年前後かかるでしょう。それまで関門トンネルが保つかどうかわかりません。残された時間は全くありません。

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開通から80年を超える海底トンネル

JR九州は2025年3月15日のダイヤ改正により、山陽本線の関門トンネル区間(下関ー小倉)の運転本数を見直す方針を明らかにしました。 

下関発の小倉方面行きは、10時台3本、11時台3本の計6本だったものが、各時間帯で1本ずつ減便され計4本になります。同様に下関行きも10時台、11時台に各3本だったものが各2本に減らされます。 

この運転本数見直しは、老朽化した関門トンネルのメンテナンスに必要な作業時間を確保するためだそうです。 

今から80年前、第二次世界大戦中の1944年に開通した関門トンネルは、世界で最初の本格的な海底トンネルといわれます。 

戦時中はアメリカ軍に海上封鎖されるなか、本州と九州間の石炭や物資を運ぶ重要インフラとして機能し、戦後も引き続き日本の交通網における要衝のひとつとなり、戦後復興を支えました。※一部修正しました(12月17日18時28分)。(引用:乗り物ニュース)

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