山口県長門市・青海島の「くじら資料館」と「鯨(くじら)墓」(長門市通)へ

山口県
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前から行きたかった山口県長門市・青海島(おおみじま)にある「くじら資料館」と「くじら墓」(住所:長門市通)へ、先月行ってきました!

青海島の「通(かよい)浦」は、江戸時代から明治まで234年間栄えた古式捕鯨の地。

鯨組がつくられ捕鯨が組織化。クジラのその大きな恵みに感謝し、捕らえたクジラに人間と同じように戒名までつけているんですよ! それも1頭ごと。

お寺にクジラの位牌とともに安置されている「鯨鯢(げいげい)過去帳」には1頭ずつ戒名が記されているんです。まるで人間みたいですね。

これは世界的にも貴重な記録だと思います。

それだけ(かよい)の人々にとって、クジラに対する報恩感謝があったということでしょう。私たちはクジラに生かされていると。

そして、捕獲したクジラの中に赤ちゃんがいたケース。本来なら生まれ出る命。それを憐憫に思い、そのクジラの胎児のために墓を建て、今も地域の人たちがクジラの法要を行っています。

それが全国的にも珍しい「くじら墓」なんです。

そういえば童謡詩人として有名な「金子みすゞ」も長門市出身です。生き物に対する優しい眼差しは当地の人々に共通しているのかもしれませんね。

また現在も唄い継がれている「鯨唄」は大漁を祝う唄ですが、鯨の死を心から悼み、歌うときにも手を叩かず「揉み手」で行われます。の人々のクジラに対する強い想いを感じます。

くじら資料館の前には、大きなクジラのモニュメントがあります。実はこれは船で、船番も付いてました。

毎年7月に、「通(かよい)くじら祭り」が開催され、この大きなクジラ船を海に浮かべ、古式に則った捕鯨が実演されます。このクジラ、潮も吹くんですよ! 本格的です😀

今年は、2025年7月20日(日)開催。

赤ふんどしを締めた男たちが古式捕鯨でクジラを仕留めます。

公式ホームページで、ボランティアを募集するそうなので、ぜひゴールドジムはじめ、身体自慢の方々は応募か、問い合わせしてはいかがでしょうか。テレビにも放映されるので顔も売れますよ😀

長門市くじら資料館/命の大切さを学べる日本一小さな資料館
山口県長門市通(かよい)にある「くじら資料館」は、日本一小さな資料館です。捕鯨を通して命の大切さを学べます。親子連れにおすすめのスポットとして人気です。

(写真:銀河流星)

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