
幕末の志士の中でも特に有名な高杉晋作。
長州藩(山口県)城下町萩で生まれ(1939年)、幕末の思想家「吉田松陰」の松下村塾で学び、日本で初めて身分制度にとらわれない軍隊「 奇兵隊」を創設した人物として有名ですね。
尊王攘夷の志士、倒幕運動の中心人物で、彼がいなければ明治維新は来なかったと言われるほど、歴史的転換期をつくった人物。
特に1866年に起こった幕長戦争(江戸幕府と長州藩との戦争)では、病をおして「小倉口の戦い」を指揮。江戸幕府の全面敗北、長州藩の勝利を導きます。
この幕長戦争の結果、幕府の権威はガタガタと崩壊。翌1867年に江戸幕府は政治権力を朝廷(天皇)に返上し「大政奉還」。1868年に明治維新となります。
しかしながら明治維新の立役者、高杉晋作は明治維新を見ることなく1867年4月、27歳8カ月の激しくも短い生涯を閉じます。

その「高杉晋作終焉の地」(下関市新地町)が、JR下関駅から徒歩15分の場所にあることは、あまり知られてないと思います。高杉晋作の墓所がある下関市吉田町の「東行庵」が有名ですからね。

ひっそりと目立つこともなく佇む「高杉晋作終焉の地」。下関駅からも近いので、ぜひ高杉晋作を偲んでみませんか。

高杉晋作の辞世の「おもしろきこともなき世をおもしろく…」は、彼の短くとも激動の人生が凝縮されていて、私の好きな句です。

まさに混迷する日本で必要となる人生観ではないでしょうか。
「高杉晋作終焉の地」から徒歩数分の場所に、高杉晋作が勝利を祈願した嚴島神社があるので、ぜひそちらもご参拝くださいね😀

(写真:銀河流星)